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ROLFING
ロルフィング


Rolfing® Reestablishing the Natural Alignment and Structural Integration of the Human Body for Vitality and Well-being
ロルフィングは活力ある健全な身体の為に
身体のニュートラルな連続性や構造統合を再構築する


重力と身体


Ida Rolf博士は重力こそがセラピストであると言いました。重力と聞くと下方向へ引き付けられたり、押しつぶされそうな力を連想させますが、しっかりと重力場でからだが落ち着けば重力は上方向への力を生み出します。重力と仲良くなると大地にしっかり根を張り、空へ伸びていきながらもそれぞれの個性を発揮する植物のような強さとしなやかさが身体にみられます。

筋膜

筋膜とは筋肉、骨、神経、内臓、血管、リンパ管などを包み込みながら全身のいたるところに蜘蛛の巣のようにネットワークを作っているものです。ネットワークに滞りがある場所は解放できる時が来るのを待っています。プラクティショナーは微細に変化するクライアントの身体の中を捉えながら全体のバランスをとっていきます。

実際の変化の様子


左膝半月板を手術された経験をお持ちのクライアントさん。左側の支えが充実し、骨盤周辺の広がりが観察出来ます。下肢からの支えが充実したことにより顎下のスペースも出来ています。重力との関係性に変化が現れるとこうして視覚的にも変化が確認出来ます。


各セッションの説明


  • 1回目〜3回目

    1呼吸

    人間の最も基本的な活動である「呼吸」の質を高める事に焦点を置きます。1回目は背中側の身体の支えを充実させて呼吸が関節等、各パーツを通り全体的に広がるように促します。

  • 1回目〜3回目

    2足部を通しての落ち着き

    膝から下へ意識を置きそこから得られる支えを通して主に身体の前側の落ち着きを引き出します。

  • 1回目〜3回目

    3身体の側面を通して

    足から頭までを通じてからだの側面を整えます。上肢帯、胸郭、骨盤のバランスを確立し、結果的に全体的なからだのボリュームが引き出されます。

  • 4〜7回目

    4内側のラインと骨盤底

    骨盤底自体のバランスを整えながら、内側からからだが支えられる感覚を養います。体重が下肢をスムーズに通るようになり、からだの軸の感覚が生まれはじめます。

  • 4〜7回目

    5腹部の空間の確立

    大腰筋や軸の感覚が明確になり、胸郭と骨盤が腹部のスペースを得て、より独立性と連動性が高まります。

  • 4〜7回目

    6背骨・仙骨の自由な動き

    セッション6ではかかとから頭までの後面を整えます。仙骨が骨盤の一部ではなく、背骨の一部として動きを持ちはじめ、肋骨の付着する胸郭の空間への意識も充実させます。

  • 4〜7回目

    7頭部との一体感を高める

    頭はとても重たく、情報をキャッチする為の感覚器が数多く存在する大切な場所です。これまでのセッションを通して作ってきたからだの土台と頭との関係性を重視します。

  • 統合

    8上半身・下半身の統合

    統合の8、9セッションで各々上半身、下半身を統合します。クライアントさんの状態によってどちらかをご提案させて頂きます。からだの中心からの広がりが内外、上下、右左、前後に届くように進めて行きます。

  • 統合

    9上半身・下半身の統合

    統合の8、9セッションで各々上半身、下半身を統合します。クライアントさんの状態によってどちらかをご提案させて頂きます。からだの中心からの広がりが内外、上下、右左、前後に届くように進めて行きます。

  • 統合

    10全身の統合

    身体全体を統合してセッション終了後も変化が維持し、からだに馴染むようセッションを終了します。


Ida P. Rolf
アイダ・ロルフ博士 (1896-1979)

アイダ・ロルフ博士はコロンビア大学医学部で生化学の博士号を取得し、化学療法や有機化学の研究をしながら、自身が馬に蹴られた際にオステオパシーの先生に治療してもらった経験や家族の健康の問題を解決する為にその探究心は留まる事を知らず、ヨガ・ホメオパシー・オステオパシー・カイロプラクティック・アレクサンダーテクニックなど多くの身体療法・技法に注目し、また宗教や哲学、心理学にも学び続けた人でした。 「重力はセラピストである。」というその言葉通り、ロルフ博士は重力下での人間の身体においてラインが整うことによる健康への影響と改善に関心がありました。身体構造のアンバランスは筋肉、筋膜、腱、靭帯などの身体内部の受動的軟部組織ネットワークの問題によって、代償として身体に現れると考えていました。
彼女の仕事は我々が今ロルフィング(※ストラクチュアル・インテグレーション)と呼んでいる動きの教育と軟部組織のマニュピレーションをシステム化することに捧げられました。彼女のワークを適切に広める為、それを理解できる教育過程をつくるために、10回シリーズを発展させました。それをロルファーは今レシピと呼んでいます。
ロルフ博士は動きの教育や軟部組織マニュピレーションの指導者、パイオニアとして多大な功績を残し、1979年83才で亡くなった後も、彼女の意志を継いだ施術者や研究者がロルフインスティテュート(ロルファー養成学校)でその経験を伝えています。

世界各地にあるRolf Institute® of Structural Integrationはロルファーやロルフムーブメントプラクティショナーを養成する唯一の教育機関であり、公認ロルファー達はロルフィングを公に提供できる唯一の存在です。

※ストラクチュアル・インテグレーションとは技術名でロルフィングとは通称として親しまれています。

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佐藤 正治

佐藤 正治 MASAHARU SATO

Rolf Institute 認定 Rolfer™
& Rolf movement® practitioner
柔道整復師

龍谷大学スポーツサイエンスコース 卒業 / 明治東洋医学院柔道整復学科 卒業 / 米国 Dr Ida Rolf Institute® 卒業 / 日本ロルフィング協会会員